ASUS、最大4枚のRTX 5090を駆動できる3,000W電源ユニットを公開

ASUSは今年のComputexで数多くの注目製品を披露する予定です。この台湾メーカーは、新しい「ケースレス」PCビルドやモニター、そして極めて高性能なシステム向けに設計された超大容量PSU(電源ユニット)など、多彩な製品を展示します。
ROG Thor 3000W Titanium III Edition 20は、ASUSが2006年からゲーミング向け周辺機器およびハードウェアに採用しているRepublic of Gamers(ROG)ブランドの20周年記念モデルの一つです。ROGシリーズは大胆でインパクトのあるデザインやマーケティングで知られており、今回発表された新型PSUもその流れを受け継いでいます。
ASUSはこの新製品を、ROGシリーズにおける電源ユニットの頂点と位置付けています。このPSUは、最大4枚のGeForce RTX 5090 GPUを搭載するような極限のATX12Vシステムにも対応できるよう設計されています。
内部にはサーバーグレードのGaN MOSFETを採用しており、電力効率を向上させながらエネルギーロスを削減します。
ASUSによると、GaN MOSFETは従来のPSU設計と比較して、より低い温度で高出力を実現できるとのことです。また、この電力供給はASUS独自の特許技術である「ROG Equalizer」12V-2×6 PCIe電源ケーブルによって管理されます。
同社によれば、このケーブルは動作温度を大幅に低減し、安定した熱性能を維持しながら、素材の耐熱限界である105℃未満に抑えることが可能だとしています。
さらに、Thor 3000W Titanium IIIには、極限のオーバークロック環境でも安定した電圧を維持するための「GPU-First Intelligent Voltage Stabilizer」が搭載されています。
もちろん、ROGシリーズらしくOLEDディスプレイも搭載されており、リアルタイムで複数の電力関連データを確認できます。USB延長機能により、ディスプレイをケース内の見やすい場所へ移動して設置することも可能です。
また、このPSUはデュアル電圧対応設計を採用しています。
230V電源環境では3,000Wのフル出力を実現し、115V電源環境では最大1,600Wの出力に対応します。
そのほか、
・10年間保証
・80 PLUS Titanium認証
・ARGB Aura Sync対応
・各種保護回路搭載
といったプレミアム仕様を備えています。
ASUSは現時点で価格を公表していませんが、一般的なコンシューマー向けPSUよりも大幅に高価になることは間違いないでしょう。
なお、ASUSは2025年初頭にもワークステーションおよびサーバー向け製品として3,000W電源ユニットを発売しています。しかし、今回のTitanium IIIモデルはROGブランドに属する製品です。
Republic of Gamersという名称からゲーミング用途を想定した製品であることは明らかですが、4枚のGeForce RTX 5090を同時に必要とするゲーマーがどれほど存在するのかは疑問が残ります。
